イエロー狩り

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パソコンを長い時間見つめていた。疲れた目と頭を休めるために、ソファに座る。こんな時は何も考えたくない。スナック菓子をつまみながらテレビに目をやる。

 

ある人が言っていた「ネットは自分から近づいて行かなければならないけど、テレビは、ボ〜としている自分に近づいてくれるので、テレビが最後には勝つ」。しかし、これは、反知性のコンテンツを増やすことになる。確かに、テレビに向かう時には、考えることから解放されたい。テレビはスマホを見ながらの「ながらメディア」になっている。

 

そんな時に、考えさせられるコマーシャルに出会うと、脳が喜ぶのを知る。アスリートの実体験に基づいた120秒のフィルムに見入る。

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差別に立ち向かう難しいテーマに挑んだNIKEに拍手を送りたい。9万5千人の賛同に対して、ほぼ同数の7万2千人が評価していない。アジア人がアメリカで”イエロー狩り”にあっている事件が起きていても、鈍感でいられる人々がいることに驚かされる。あるいは、コマーシャルでは考えたくない人々なのか、複雑だ。