涙は流れることをやめない

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「心を動かす広告を観たい」と思うので、その特集を。でも、コマーシャルになるとチャンネルを切り変えてしまう自分がいるので、Uチューブ検索になる。そういえば、欧米のクリスマスには心温まるCMが流れる。昨年のその頃はコロナ禍、どんなコマーシャルを見ていたのか、興味も湧く。

 

その前に、一昨年のクリスマス時期に始まったマスターカードの"True Name"キャンペーンが、今年度の英国の広告賞D&AD賞の最高賞(Black Pencil)に選ばれたとの報道があったのでまずご紹介。

 

英国では、LGBTセクシャル・マイノリティの32%が侮辱されたり、暴行されたり、サービスを拒否されたり差別を受けている。この悲しい事実をなくそうと、マスターカードは、例えば女性に性転換した男性のために、希望の”女性の名前”が記されたカードを発行した。キャッチフレーズは"Start Something Priceless(プライスレスなことを始めましょう)”。「カードを差し出すと、私の顔を見て、カードを見て、また私の顔を見て、ということが続きます」とか、辛い告白が続き、最後に希望の名前が入ったカードを渡され、涙を流す人も:

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(Uチューブには翻訳版あり。このページにも引用したのですが、字幕が再生されませんでした。TRUE NAMEで検索、ご高覧を)。

 

ここからは、昨年のクリスマスごろオンエアされた心温まる3本。

アディダスから人を励ますプレゼント 1,500万回視聴:

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②クリスマスに北海で働いているお父さんのランチボックスに置いたサンタへの手紙。

851万回視聴:

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サンタに届けられなかった娘の手紙「サンタさん、お父さんをお家に帰してください」という文面。崩れます。

 

③温かい涙が最後に。61万回視聴:

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昨年のクリスマスから現実へ。6月は父の日。「呼んだら、いつも応えてくれた」父に感謝と、ユニリーバのダブが呼びかけている。このコロナ禍を体験して、父への想いが募っているとの調査結果。2兆円のプレゼント需要が見込まれているとWSJの報道がある。でも、ほろっとさせる日本の父子愛は、プライスレスかなと思わないと落胆が大きいのでご視聴注意。

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