眺めのいいCM

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映画「眺めのいい部屋


地下鉄通勤に疲れて「空が見たい」と思った。

 

「雨で洗われたきれいな緑を見たいな」とも思った。息がつまりかけていた。

 

しばらくたって、青空も雨空もつっきって走る列車通勤に変えた。

 

しかし、定期券の行き先が変わったくらいで、鈍重な心にはなんの変化も起こらなかった。

 

フィレンツェの美しい街並みが一望できる映画「眺めのいい部屋」に目を奪われたことがあったが、そのようなことは通勤列車では起こらなかった。

 

ちなみに、フィレンツェのホテルで「眺めのいい部屋」を、実際に探した旅行者がいたようだ。撮影現場の3箇所のホテルで探したが、そのような窓辺は見つからなかったそうだ。

 

眺めのいいCMを探した。

 

それには、素晴らしいアート・ディレクションができているフィルム。ということで「ブレードランナー」「エイリアン」「テルマ&ルーイーズ」を監督し、AppleのレジェンドCM「1984」を制作したリドリー・スコットのCMを選んだ(「トップガン」を監督した兄弟のトニー・スコットより評価しています)。

 

トルコ航空”JOURNEY"篇。単なるトルコの観光案内ではなく、サスペンス・ドラマになっている。ある有名人をパパラッチするように雇われた女性カメラマンの追跡行で、トルコの新空港から観光遺跡までが美しく捉えられている。五輪を意識して次の追跡地が、東京に(無観客五輪になったので、続編は作られなかったことは想像に難くない)。6分フィルム

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リドリー・スコットにCMを依頼するだけあって、トルコ航空はいい広告を制作しているので、もう少し鑑賞(リドリーは制作していませんが)トルコの少年たちの物語をどうぞ:

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”ターキッシュ・エアライン・オペラ”篇

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「眺めのいい空」が見えました。