緑のサンタ

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今年は、街にサンタがいないかも知れない。

 

サンタ不足らしい。「コロナワクチンを打てない子供を相手にするんだから、無理してサンタをやることはない」と家人に止められて、引退するサンタが続出しているそうだ。

 

小学生の頃、友達の家でプラモデルの箱を見つけたとき、「これは、弟のクリスマス・プレゼント。弟の手が届かないようにここに置いてある」。サンタはいないという悲しいお知らせをそこで受け取った。

 

トナカイのソリに乗って空を飛び、煙突もない日本の家に入り込んで、子供の枕元にプレゼントを置いていくサンタは、子供の頭で考えてもおかしいと思うべきだった。

 

わかっていても、信じたい。架空のものを信じる子供心と、その空想を育てる親心が、サンタを永遠の存在にしている。

 

だから、1930年ごろ、コカコーラが、従来の緑の服を着たサンタを無視して、ブランドカラーの赤い服を着せた”サンタのお色直し”を、大人も子供も歓迎したのだろう。

 

有名なイラストレーター、ノーマン・ロックウエルも腕を鳴らし、アメリカの全ての家庭に”赤いサンタ”を送り込んだ。

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しかし、北欧ではなく、現在のトルコ近辺に、本物のサンタが存在した故事はある。「4世紀ごろの東ローマ帝国で、セント・ニコラスが、貧しさのあまり3人の姉妹を身売りに出さなければならない家族があることを知り、街の人に知られないよう、クリスマス前夜に訪れ、靴下に金貨を入れて窓から投げ入れ、家族を救った」。このサンタ美談が広まり、子供へのプレゼントが定着した。

 

街は、クリスマス・イルミネーションが点灯されている。ここでもクリスマスを楽しみたい。クリスマスには、家族や友達が集まり、何かいいことありそうだという予感をさせてくれるCM(T-Mobile)

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どんな災難があっても、いい結果になる。映画「ダイハード」のエンドタイトルに必ず流れるクリスマス音楽が好きです。

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