2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

涙は流れることをやめない

「心を動かす広告を観たい」と思うので、その特集を。でも、コマーシャルになるとチャンネルを切り変えてしまう自分がいるので、Uチューブ検索になる。そういえば、欧米のクリスマスには心温まるCMが流れる。昨年のその頃はコロナ禍、どんなコマーシャルを見…

広告は逆風

開高健の「輝ける闇」「夏の闇」を読み返している。作家が晩年、なぜ「闇」を描きたかったのか。先が見えない混沌の中で解を見いだせない不条理を描こうとしたのか。ベルトリッチの映画「ラストタンゴ・イン・パリ」のマーロン・ブランド演じる絶望男のはか…

非日常が日常になっている

楽しいことを諦めることを強いられたコロナ禍、旅行へ行けない憂さ晴らしなのか、日本のエルメスの入荷を待つ朝の行列に驚く。あるいは、PCゲーム企業の好決算、ネットショッピングの好況、UberEatsが街を走り回る、力をゆっくり奪うステイホーム疲れと戦っ…

こう見えても不幸せです

1度ならず、2度までも、空港で小銭がなくて新聞を買い損ねそうになった忙しい男がいた。 その時「持っていっていいよ。読みたいいんだろう」と新聞を手渡してくれた新聞スタンドの男がいた。しかも、2度目も、1年前と同じ男だった。 忙しい男は、新聞を…

禁欲はいい

コロナ禍の引きこもりで、ビールの家飲みCMが増えている。でも、各社ワンパターンに「うまい、おいしい〜」のCMが横一列に並ぶと、もう感心するしかない。あの「ぷふぁ〜!」とこの「ぷふぁ〜!」がどう違うのか。夏の日にカエルが一斉に鳴いても、どのカエ…